パクりとは何ぞや

ちょっと前に話題になってたので、自分も読んでみました。

「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257

「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257

世間を騒がしたりしたパクリ・盗作の類の事件を解説してるんですが、
いわゆるパクッた側ばかりを非難しているものとはちょっと毛色が違って面白かったです。
その中で印象に残っているのが、
・「学ぶ」という言葉は「真似ぶ」から、「習う」という言葉は「倣う」から来ている
・落語の世界ではひたすら師匠を模倣して、真似できなかった部分が図らずも個性となる
・当事者たちの意向が見えてないのに、第3者が騒ぎすぎるのはどうか
といったあたり。あとは、インターネットが普及したことによって盗用発覚までの
過程やその後の対応がどう変わったってこととか。
単なるスキャンダル本ではなく、漫画、小説、音楽などにおいての著作権について、
ちょっと考えさせられる内容。