アスラン、やっぱあんた強いや……

気恥ずかしいけど最終回が気になっていたので、
ボンボン版ガンダムSEED DESTINYを立ち読み。
というか、ボンボンの大きさが普通にジャンプサイズになっていたのに驚いた。
これでいい歳して立ち読みしてても、パッと見は
ボンボン・コロコロを読んでるとは気付きにくい、といいな。

ボンボン版最終回雑感

あくまでもシンの視点で進むところが普通に嬉しい。
そのぶん、レイ対キラはあっさりとしていましたが、
シン対アスランが非常に濃く描かれていたので満足。
デスティニーの性能をフルに生かしてジャスティスのミーティア
バラバラにしていくところなんかは素敵。
レイによる洗脳?描写が無かったぶん、シンの
「管理されてようが、戦争なんかが無い世界のほうがいい」という叫びが
彼の過去の経験とも相まって、ちゃんと自分で辿り着いた戦う理由に聞こえて。
対してアスランも、自分がシンと似たような理由で戦いを始めたことを
語り、戦いの中で自分の思いをシンにぶつけようとする。
ああ、こんな展開が見たかったんだ。アニメでは周囲に
流されているようにしか見えなかったシンと、言葉を伝えるのが
非常に下手に見えたアスランを見ててモヤモヤしてたぶん、反動もあって大満足。
原作通りシンは負けてしまうものの、それでわだかまりがある程度消えたのか、
自らの足で立ち上がり、前に進む事を決意して物語は終わる。
前作といい今作といい、高山瑞穂先生のアレンジはなんというか、
自分のツボを的確に突いてくるのです。
面白いのは、両方とも色恋沙汰はボンボンの読者層のためか、尺のためか、
大部分がカットされてるところなんですよね。
前作ではフレイはチラッと出てきただけで、最終回では影も形もなかったですし、
今作もルナマリアといい仲になるってところはバッサリ切ってるようで。
……下手したら、物語的にはかなり余計な要素になってるんじゃないかって思えてしまう。