ハピバスデ富野監督
リーンの翼
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2006/04/26
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兎にも角にも、サコミズ王の物語だった。
特攻死できなかった無念、異界の地での数十年の孤独、
現在の日本の在りようを目の当たりにした心中はいかばかりか。
最後は自分が招いた事態とはいえ、東京で核が爆発するのを
ハイパー化したオウカオーで防げたのは本望だったのではと感じたり。
主人公であるエイサップの立ち位置は、
日本人とアメリカ人のハーフであること、そして同じように
世界の異なる者同士の子であるリュクスと惹かれ、
気持ちを通じ合わせたことに終始してしまっていて、
サコミズ王に喰われてしまった感が強い。
何にしても面白かった。原作小説、復刊しないかなー。
オーラバトラー戦記が加筆修正されて復刊しましたし。
……で、つい共闘先を考えてしまうSRC病。
意外とルルーシュとかイノセントヴィーナスと絡ませると
面白そうな気がしてきました。